「航空宇宙工学の大発展に、なくてはならない会社が、誕生」

株式会社ロケットリンクテクノロジーに、期待しています。特に、大学の航空宇宙工学の研究・教育と親和性が高い、観測ロケットを開発しようとしている点に大きな期待をしています。私は、航空宇宙工学の研究・教育とは、学術的な「要素研究」と、「その要素をフライト実証すること」の両方を志向するべきであると考え、実践しています。ロケットリンクテクノロジーによって、航空宇宙工学の要素研究を円滑にフライトレベル(観測ロケットを用いた飛行実証試験の実施)に引き上げる機会が、増加するでしょう。また、このような活動を若手メンバーが主体的に実施することで、将来の航空宇宙工学を担う有為な人材が、多数輩出され、また、強固なコミュニティを構成します。航空宇宙工学の大きな発展に、なくてはならない会社が、誕生したのだと、感じています。

名古屋大学 未来材料・システム研究所 笠原 次郎